昨年11月までネマルカフェで働いていてくれたスタッフさんが、カフェの日替わり店長としてランチをつくっているというので先日訪れてみました。曳舟にある『爬虫類館分館』というカフェです。
『爬虫類感分館』は、ボロボロの木造建築を修繕してカフェ&シェアハウスとして使っています。誰がこんなお店をつくったのだろうと思って、帰ってからググってみたらオーナーは中西道也さんという方。建築家のようです。
写真はinoueyuko.comより引用。
これは、中西道也さんのご自宅。ビルの屋上でエアコンもない部屋で暮らしているそうです。
いろいろ中西さんについて知りたいと思いつつも、ネット上にはそんなに情報が落ちていません。しかし、『クウネル 2012年3月号 』と『ソトコト 2013年9月号 』に中西さんの記事が出ていることは分かったので、アマゾンで古本を購入。
両誌を読んでみると、普通の建築家とは毛色の違う中西さんの活動が分かりました。持ち主が修繕を放棄したボロ家を自分で借り、自分で修繕&改装した上で貸し出す。賃料は格安なので、店を出したい若い人にとってはありがたい物件です。
建築家といって、中西さんは設計だけでなく、大工、内装、左官、塗装などもご自身でやってしまいます。廃屋同然の物件をほぼひとりで、ときには知人の手を借りながら味のある物件に蘇らせるそうです。DIY精神に溢れた建築家と言えるかもしれません。
中西さんに興味を持たれた方は、ぜひ『クウネル』と『ソトコト』を読んでみてください。