飲食や小売りでの独立開業はおすすめできるのか。

こちらの記事を読んで、改めて考えてみました。

独立開業するのはやめたけど、個人事業種になった話

 

例えば、僕の友人が「夫婦で脱サラして店やりたいんだけど、どう思う?」って聞かれたどうするか。「ぜひやれば」って賛成すると思いますが、「じゃあ成功すると思う?」と聞かれたら、「それは難しいと思う」と僕も答えると思います(笑)。とくに、借金をしてやるとなったら。

 

開店当初から安定した客入りが見込める一等地での開業なんて、個人では資金面で難しい。そうなると、オープンしてもしばらくは利益が出ない、もしくは赤字になってしまう可能性がかなり高いわけです。しかも、借金をしていたらその返済もある。

 

もちろん、運転資金はそれなりに用意して開業するんだろうし、ある程度は「オープン当初はそんなに売上ないだろうな」って覚悟していたとしても、実際にその時期を耐えるのは想像以上に精神的にキツいと思います。夫婦で(もしくは独身の人がひとりで)やっていたら、他に収入源がないから生活費も含めて貯蓄を減らしていく一方だし、借金の返済なんてあったらもう。。。安易な気持ちで始めた人だと気持ちが折れます、たぶん。

 

他の収入源を確保しておくべき

 

夫婦でやるなら、とりあえず当初は、どちらかひとりは別の仕事についているのが良いと思います。できれば、僕みたいなフリーの制作業など、ある程度時間の融通が効く仕事だと好都合です。

 

ネマルもオープン当初は、ランチの1時間だけ毎日僕が手伝っていましたし、今もスタッフさんが休みのときや、誰もスタッフさんがいない時間帯にパーティの予約が入ったりしたら、僕が手伝っています。

 

だから、ひとりは別の仕事で収入を確保しておくとか、もしくはネットショップなんかである程度売上を確保しているなどの状態でないと、夫婦での開業は壮絶な闘いになるかと思います。想像するだけで大変です。