2日目の午前中は、観光地として有名な山寺に行った。正式名称は宝珠山立石寺という天台宗の寺だ。
麓から1000以上の階段があり、結構いい運動になる。超汗かきな僕は、滝のように汗をかいた。前日の夕飯をたらふく食べたのでちょうど良かった。
立石寺は松尾芭蕉が「閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声」という有名な句を読んだ場所としても知られている。立石寺の周りにある巨岩は穴が空いているのだが、その穴の空いている岩を見てヤスオ氏は「この岩を見たら、私でも“岩にしみ入る”という句が思い浮かぶと思う」と言っていたが、そんなことはないと思う。
昔、立石寺には激しい修行を行うお坊さんがたくいたそうだ。岩から落下して命を落とす方も多かったらしい。
しかし、現在の立石寺で見かけたお坊さんはみなさん、結構ふくよかな人ばかりだった。厳しい修行をしなくても、立石寺の階段を毎日登り降りするだけでもスリムになるのでは? と思うのだが……。