法人口座はネットバンク&地銀がおすすめ。ホームページをつくっておくと口座開設がスムーズに。

昨年の7月から法人化したのだが、法人口座は楽天銀行とさわやか信用金庫につくった。楽天銀行は広告業用とネマルカフェ用にそれぞれ口座をつくったので、合計3口座に会社のお金を預けている。

個人事業主時代の事業用口座はメガバンクにしていた。取引先とかにも教えるわけだし、仕事で使うならやっぱりメガバンクのがいいかなーと思ったのだが、結局メガバンクにしたメリットは皆無だったので、法人では手数料の安い銀行を選択した。

メガバンクや地銀だと振込手数料も高いし、法人だとネットで取引するネットバンキングの月額基本料もかかってしまう。年間で見ると結構な額だ。

そこで、手数料が安くネットバンキングの基本料が無料のネットバンク(ネット取引に特化した銀行)をメイン口座にすることにした。楽天銀行とジャパンネット銀行の2行に候補をしぼり、両方に口座開設の申し込みをした。この2行の手数料等はほぼ同じだ。

最近では法人口座の審査が厳しくなっている。振込詐欺などに利用されないように、事業の実態の有無を厳しく審査されるのだ。楽天銀行やジャパンネット銀行の場合、事業実態を証明するために、ホームページのURLを申し込み時に明記しなければいけない。私はその時点で会社のホームページはつくっていなかったので、ネマルカフェのホームページのURLを書いた。

結果、ジャパンネット銀行はネマルカフェのホームページ内に会社の代表(私)の名前が掲載されていないのでNGと返事が来た。ホームページに名前を記載して再度申請してくれればOKとのことだったが、楽天銀行はこのブログなども参照にしたのか一発でOKが出た。別にどちらの銀行でもよかったので、メイン口座は楽天銀行に決めた。

また、税理士さんからは税金は口座引き落としにしたほうが便利とアドバイスをいただいた。確かに源泉徴収税などを毎回税務署に納めに行くのは面倒くさい。

だが、税金引き落とし口座に指定できる銀行は限られていて、楽天銀行からはできない。そこで、神楽坂駅前にあるさわやか信用金庫にも税金引き落とし専用の口座をつくった。

法人口座を開設するのには一週間程度かかるとの情報がネット等には出ていたのだが、ネマルカフェのちらし等の資料を持っていき、事業内容をちゃんと説明したらその日のうちに開設できた。信金には初めて足を踏み入れたのだが、牧歌的な雰囲気で、親身に対応してくれた。

ともあれ、口座開設は思ったよりもスムーズにいった。

法人口座開設の審査が厳しくなってから、新しい会社は審査になかなか通らないことも多いらしい。口座が開設できないと、商売を始められなかったり、取引先に請求書を出せないという事態に陥る。

だから、会社をつくるなら、登記手続き等を進めるのと同時にホームページも早めに制作しておいたほうがいいだろう。私のように個人事業主から法人化した人なら、ホームページや過去の事例集などの事業内容を説明する資料があるが、サラリーマンを辞めて独立する人はそういった資料がないはず。だから、ホームページや会社案内はすぐにでもつくるべき。それも、ハリボテだと審査に落ちるらしいので、しっかりつくりこんだほうがいい。

独立して頑張ろうという時期に、口座開設に手間取るなんて本当にバカらしいこと。個人口座をつくるのとは勝手が違うので、早めの対策を。