荷物の軽量化のために、最近はx7をメインカメラとして使っているわけだが、軽量化を考えたらカメラを持たないのが一番いい。
iPhoneのカメラも性能はすごく良くなっている。かなり綺麗に撮れるようにはなったので、食べたものの記録写真なんかはiPhoneで十分だ(と思っている)。しかし、例えばネマルのメニューを撮ったり、旅行中の撮影なんかには物足りなさはある。
そこで、iPhoneに装着するスマホレンズに目を付けた。シアトルのベンチャー企業が開発した「Moment」が良いらしいので、アメリカから取り寄せた。これが「Moment」のスマホレンズ。
オモチャみたいなスマホレンズはいっぱいあるのだが、本格的なものは数少ない。日本製でもtokyo grapherという会社(プロジェクト?)が販売しているレンズも良さそうだったが、iPhone 6s Plus用のケースがなく私のスマホには装着できなかった。
※今tokyo grapherのWebサイトを見てみたら、6 Plusと6s Plus用のマウントが発売されたらしい。
それで、「Moment」をマカオへ行った際に試してみた。撮った写真を掲載したのがこちらの記事(「マカオのエッグタルトと牛乳プリンはおいしいぞ」)。
一眼レフと違ってボケ感とかはそこまで出せないので、スマホで撮った写真とそこまでの違いは分かりにくいかもしれない。まぁ、それでも「Moment」を付けることで写真は良くなると思う。
ただ、一眼レフに比べて写真を撮るのが面倒になる。スリープ状態のロックを解除して、カメラアプリを起動して、シャッターボタンをタップするという3つの動作が必要なので、写真を頻繁に撮る旅行中とかだとストレスになる。デジタル一眼レフならバッテリーはずっとONにしておけばいいので、シャッターボタンを押すだけでバシバシ撮れる。
というわけで、「Moment」は、旅行や仕事での撮影には向いていない。普段の生活のなかで写真を撮るのに、スマホじゃ物足りないという人が使うべきレンズだと思う。重さは50gくらいなので携帯性は抜群だが、記録写真はiPhoneでいいと思っている私が買うべきレンズではなかったかも…