地域密着の小さな飲食店は、ホームページを持つ必要がないという意見もあるようだ。だが、僕は絶対につくったほうが良いと思う。
ホームページの集客効果は意外に侮れない。ネマルカフェのホームページにアクセスした人のデータを見てみると、「江戸川橋 カフェ」の検索結果からやってきた人だけで3月後半は21人いる。これらの人はすべて江戸川橋のカフェを探している優良見込み客と言える。
1日あたり平均1人以上の優良見込み客にアプローチできているのだ。たった1人と思うかもしれないが、侮るなかれ。個人店の場合、来店につながりそうなお客さんに、毎日1人アプローチできるというのは結構ありがたいことだ。もちろん、食べログなどからの流入もあるから、もっと多くの人にネマルカフェのことを知ってもらい、理解を深めてもらえていると思う。
ホームページは確かに、つくるのに手間(もしくは費用)がかかる。しかし、一度つくってしまえば後はほぼメンテナンスフリーだ。ランニングコストも月に1000円もかからない。ネマルの場合は、このブログのサーバーを使っているので、実質的にはドメイン代の150円/月しかかかっていない。
食べログやぐるなびがあるから、自前のホームページはいらないと思う人もいるだろう。しかし、例え食べログやぐるなびにお金を払ってお店の紹介を充実させても、あくまでもアチラが用意したフォーマットの中でしか言いたいことを表現できない。それに、小さな個人店には大きな負担となるほどの料金もかかる。
ホームページ内では言いたいことを言いたいように言える。こだわり満載の店なら、それを余すことなく表現できる。食べログのレビューに対して、「こいつ、うちの店のこと全然わかってない!こだわりの料理がわかってない!」と憤る前に、まずは自前のホームページで言いたいこと(理解してもらいたいこと)を言うべきだと思う。理解してもらいたいこだわりや想いを、うざがられないようにコツコツ伝えていくことでしかブランディングはできない。
勝手なことを書きなぐった感じだが、よっぽどダサくて変なものでない限り、ホームページはつくっておいて損はない。