川口能活のJ2移籍について思うこと。

川口

川口が磐田から岐阜に移籍するそうでですね。できるだけ長く現役を続けてもらいと思いますが、38歳というGKならまだ全然やれる年齢で、J2に移籍するということにちょっと寂しさも感じます。

小学校〜高校までサッカー部でGKをやっていた僕にとって、川口能活の登場は衝撃的でした。

清水商業時代、高校サッカー選手権の強豪ひしめく静岡予選を無失点で突破。サッカー雑誌などに「スーパー高校級GK」として大きく取り上げられ、初めて川口を知りました。

結局、全国大会の準決勝で無失点記録は途絶えるものの、見事優勝。川口はアイドル並みの人気者になり、プロ入り後数年で名門マリノスの正GKに。「川口能活モデル」というGK専用のスパイクまで登場しました。

GKでもスタープレイヤーになれるということが衝撃的だったのです。当時、海外では人気のポジションだったGKですが、日本ではまったく人気のないポジションでした。小学生がサッカーをしても誰もなりたがらない。当時の日本代表でも、カズやラモスに比べたら、松永というGKの存在感はすごく薄かった。GKって脚光を浴びることのないポジションなんだと、川口が登場するまで僕は思っていました。

現在のプロ選手にも、川口に憧れてGKをやるようになったという人も結構いるんじゃないでしょうか。日本のGKの地位を向上させたと言えるくらいの存在だったと思います。

ちなみに、高校時代に同級生でチームメイトだった田中誠によると、高校時代の川口は「いつ寝てるのかと思うくらい練習していた」とのこと。いつ寝てるのかと思うくらい仕事してるっていう言葉はよく聞きますが、いつ寝てるのかと思うくらい練習してたって(笑)。スゴいですね。

川口能活の名言