太ももの裏に粉瘤ができた。痔瘻ではありません。

最近、太ももの裏に違和感がありました。昨日にはだいぶ痛くなっていて、触ってみると、腫れ物ができていました。粉瘤(ふんりゅう)です。

 

なんで粉瘤と分かるかというと、ここ数年、何回もできているからです。最初にできたのは2年前。お尻にできました。しばらく放っておいたら、結構な大きさにまで腫れてしまい、座ってるだけで激痛が走りました。当然、仕事になりません。

 

当時は目白に住んでいて、駅前の皮膚科に行きました。お医者さん(中年/男性)にお尻を見せると、「たぶん、これはヂロウだね」と言われました。ヂロウ? そのとき、ヂロウという言葉を初めて聞きました。

 

お医者さん曰く、ヂロウとは痔瘻と書き、「痔の一種」とのこと。簡単に言うと、お尻の内部で腸から管(くだ)が外に向かって伸びてしまい、ばい菌が入って腫れてしまうのだそうです。「肛門科なら大久保の社会保険中央病院が一番だから、そこに行ったほうがいいよ」とお医者さんは教えてくれました。

 

痔じゃないかという疑惑に悩む日々

 

落ち込みました。30歳になるかならないかで、お前は痔だよって宣告されたんですから。

 

でもしょうがないので、社会保険中央病院に行くと、肛門科は激混み! 半端ない人気ぶりです。こんなに痔の人がいるなら、まぁ俺がなってもしょうがないかと、少し安心しました。数時間待ってやっと診察してもらうと、お医者さん(中年/男性)はあっさりと「とりあえず切りましょう」と。メスでサクッと切ってくれました。お尻は麻酔が効きづらいらしく、とんでもない激痛でした。後でネットで調べたら、あまりの痛さに男性でも叫んでしまう人が多いとか。

 

切開後は、1週間後と2週間後の2回、傷口を見てもらいに行きました。きれいに治っているので、「痔瘻じゃないのかな」とお医者さんは言い、「とりあえず今回はこれで」みたいな感じで終わり。痔瘻なのかどうか、ハッキリしないままです。

 

それで、半年後くらいに再発し、また社会保険中央病院で切開してもらいました。そのときも、「痔瘻のような気もするけどなぁ」みたいな感じで、様子をみましょうということになったのですが、仕事が忙しかったのもあり通院するのをやめてしまいました。

 

ふとした瞬間に、俺は痔なのかも。。。という不安が頭をよぎる生活を続けていました。

 

再発。厚生年金病院へ

 

そして、神楽坂に引っ越してきた1年前くらいにまた発症。今度は近所の厚生年金病院で見てもらうことに。

 

いつもの流れで、切開。ただ、厚生年金病院は丁寧で、2回切りました。一回目で取りきれなかった膿を、もう1回切って全部出しきってくれました。

 

それで、痔瘻かどうかをちゃんと調べようということになり、CTIとかそんな感じの名前の大きな機械でお尻のレントゲンみたいのを撮りました。そしたら痔瘻の管がないので、これは違うかもね、となって、粉瘤かなということで落ち着きました。

 

ちゃんと調べてくれたので安心できましたが、誤算だったのは担当したのが女医さんだったこと。たぶん、僕と同年代。お尻を見せる恥ずかしさといったら。。。

 

切開を怖がっていると悪化する

 

で、今回の粉瘤。太ももの裏なんで、さすがに痔瘻ではありません。お尻にできていたのと丸っきり同じ症状なので、お尻にできてたのもやっぱり粉瘤だったんだと再確認できました。

 

なんでこんなに粉瘤ができるのか? できやすい体質の人がいるとか、血流が良くないからとか、いろんな説があります。僕の場合は、できる場所が集中しているので、たぶん体質というより血流が悪くなっているんだと思います。

 

座って仕事している時間が長いし、しかも、ちゃんとしたデスクワーク用のチェアじゃなくて、ネマルのカウンターだったり、出先のカフェの椅子だったりと、固いところに座っていることも多い。それが原因なんじゃないかなと思っています。以前はお尻に圧がかかる座り方をしていて、それを改めたら太ももの裏全体で体重を支えるようにしていたら今度はそっちにできた。

 

粉瘤の切開はほんとに痛いです(少なくともお尻は)。だから病院に行くのをためらってしまうのだけど、行かないとどんどん大きくなってしまう可能性も高い。あと数日様子を見て、腫れがひきそうになかったら、また厚生年金病院に行こうと思っています。