「茨城生まれ」と聞けば「納豆育ち」と連想すると思うが、それはだいたいあっていて、僕も18歳で地元を離れるまでは毎朝のように納豆を食べていた。それどころか、夕飯でも食べることもあったし、給食にもよく登場した。
僕はそんな納豆野郎だったわけだが、時は流れ、今では納豆を食べる機会は激減している。納豆への愛は相変わらずだが、朝は餅やパンをかじったりして手軽にすませ、昼は外食かネマルで、夜はおつまみのみ。納豆の出番がない。
そこで今日、自宅近くに先月オープンした『納豆食堂』に行ってきた。夜は『納豆倶楽部』という納豆料理を出す飲み屋になるらしいのだが、ランチは納豆定食のみ。
納豆2種類と、具たっぷりのお味噌汁、ひじき、たけのこ、漬け物。納豆はこだわって仕入れているらしいが、品種名は忘れてしまった。。ご飯の盛りが多くてお腹いっぱいになるのだが、さらにもう1杯までお代わりできるらしい。数年前だったら喜んでもう1杯食べていたのに、と時の流れを悲しむ。
『納豆食堂』は「日本でただひとつの納豆専門店」として結構話題になっているようだ。以前は幡ヶ谷に納豆専門の定食屋さんがあったが、だいぶ前になくなってしまった。雑誌のライターをやっていた頃に、「日本で唯一の専門店特集」を企画&担当し、サーカース道具の専門店などと共に取材させていただいた。納豆定食だけでいくつも種類があり、わりと年配(ご高齢?)のご夫婦が切り盛りされていた素敵なお店だったのだが、いつの間にか閉店してしまったのだ。
それはともかく、納豆って美味しいなと再認識したランチだった。以前、このブログで紹介した『魯山人納豆鉢』はとっくに届いているのだが、全然使っていない。。。