焼き魚を食べると、やっぱり美味しいといつも再認識する。

今日はネマルで久しぶりに「焼き魚3種盛り定食」を食べた。

 

焼き魚って、ハンバーグやしょうが焼きなどの肉系に比べて「食べたい!」という強い欲求が喚起されづらい。だけど、「健康のために今日は魚にするか」と思ったりしたときに食べると、すごく美味しくて驚くことがよくある。

 

ネマルの「焼き魚3種盛り定食」は、鮭、鯖、秋刀魚がちょっとずつ食べられる定食。魚は格別こだわって仕入れているわけではない。こだわりすぎると提供価格が高くなってしまう。築地や港まで毎朝仕入れに行けば、こだわりつつ価格を抑えることも可能かもしれないが、ネマルのマンパワーではそれは無理だ。

 

食べログのネマルのクチコミには、「魚の味は普通」みたいなことをディスり気味に書かれているが、僕も魚の味は特別美味しいわけではないと思う(笑)。というか、価格が高くなるくらいなら「普通の味の魚」でよいと思っている。現代では、特にひとり暮らしの人なんかは、「普通の焼き魚定食」を食べる機会が極端に少ない人が多い。女性だと、焼き魚定食を出すような昔ながらの定食屋に入りにくかったりする。そういった方に、あまり懐を痛めない形で提供するための「焼き魚3種盛り定食」なのだ。

 

話はちょっとズレるが、最近では多くの居酒屋が、お刺身などをメニュー表で紹介するときに、「○○港直送のマグロです!」みたいなことを謳っている。チェーン店から個人経営のお店まで「○○直送です!」のオンパレードだから、「○○直送」は訴求力がかなり弱くなってしまっていると思う。なかなか印象に残らない。スーパーが野菜売場で生産者(農家)の紹介をしているが、同じように漁師を紹介するくらいしないとダメなのかもしれない。このオヤジ、いい魚獲りそうなだなーと思わせるような紹介方法で(笑)。