根来寺に行ってきた。

IMG_0968

IMG_0970

IMG_0974

IMG_0977

IMG_0982

大阪の岸和田に出張だったので、和歌山まで足をのばして根来寺へ。根来寺は安土桃山時代に最盛期を迎えていたわけだが、当時の根来寺について『信長のマネー革命』には以下のように書かれている。

たとえば、根来寺には、石垣積みの寺城館が造られていた。これは、戦国大名たちが石垣積みの城を建設する以前のことである。根来寺の境内には300にも及ぶ子院があり、それぞれに井戸などの施設が付随していた。門前にも150の子院があった。巨大なカメをならべた遺構が発掘されていることから、油屋、紺屋、酒屋などもあったと見られている。

当時は僧侶たちが武装化していて僧兵と呼ばれいた。今のお坊さんとはだいぶ違い、かなりのゴロツキ集団だったらしい。僧兵は1万人もいたらしく、鉄砲もバンバンつくって鉄砲隊を組織していた。つまり、根来寺は武装勢力による超巨大要塞だったのだ。

 

そんな根来寺は秀吉に燃やされてしまったので、今では当時のほんの一部しか残っていない。ただ、日本一の木造大塔などは戦火をまぬがれて現存しており、当時の隆盛を偲ぶことはできる。穏やかな天気だったこともあり、かなり気持ちの良い時間を過ごすことができた。